自然素材の家はメリットだらけ?デメリットもあるの
自然素材の家は空気が綺麗で健康に良い、快適に生活できるなどのメリットがありますが、このタイプの住宅を建てたいのであれば注意点についても知っておく必要があります。何についても言えることではありますが、メリットがあれば多かれ少なかれデメリットも存在しているので、住み始めてから失敗したと後悔しないためにもデメリットまで理解しておくことが大事です。
もしも、自然素材をふんだんに取り入れたマイホームを建てるのであれば、一般的な住宅と比べると建築コストが高くなってしまうというデメリットを感じることになるでしょう。一般的に用いられる建材と自然素材の家に用いられる建材では、後者のほうが各素材に高いコストがかかってしまうことが多いと言えます。さらに、塗り壁など内容によっては施工に技術や手間がかかり、その分コストが高くなってしまうケースもあることを知っておくと良いです。自然素材に特化している住宅メーカーなどは独自の仕入れルートを持っていて低コストを実現していることもありますが、高くなりやすい傾向があることを理解しておかなければなりません。
完成した住宅に傷や汚れがつきやすいというデメリットもあり、合板フローリングと比較すると自然素材の家で用いられる無垢材の床はちょっとしたことで傷がついてしまいます。何かを落としたりぶつけたりするだけで簡単に傷やへこみがついてしまうので、気をつけていてもすぐに床が傷んでしまう可能性があります。小さな子供やペットがいる場合はおもちゃをぶつけたり、ひっかいたりすることで無数の傷ができてしまう恐れもあるでしょう。水分を含んだものが放置されるとシミになることも多く、やはりドリンクをこぼしてしまったり粗相をしてしまったりする子供やペットがいる場合は問題が起こりやすいです。
自然素材の家にはたくさんのメリットがありますが、その一方で建築費用の高さや傷つきやすさから建てたことを後悔してしまう人がいることも事実だと言えます。高くても予算が十分である、自然素材を使用しているけれどリーズナブルな価格で家づくりを行っている会社に頼めば問題ありませんし、傷も味だと考えられる場合は問題にならないはずです。自然素材の家に興味がある場合は、デメリットとされていることが自分たちにとって重要な問題でないかどうか確認しておき、失敗したと感じる恐れがないのであれば建築を検討してみると良いでしょう。

